モコはアイドル

 モコが我が家にやってきたのは、3年前です。私が高校受験に合格した記念に、父が買ってくれたのです。
 本当は、父は猫が好きだったのであまりいい顔をしてくれなかったのですが、
母と私で何とか説得して「それなら、お前が高校受験に合格したら」という条件付きでしぶしぶ認めてくれたのです。
 私はその日を境に猛勉強をしました。
そして、母と内緒でペットショップへいったり、PCで調べたりして、やっぱり飼うならトイプードルだよね。と犬種まで決めていました。
 だから、高校受験に合格したときはとにかく嬉しかったです。父も参った、といった感じでした。
 
でも、ペットショップでいちばん盛り上がってたのは、弟でした。
弟はとてもちゃっかり者で「もこもこしてるから、モコでいいじゃん」と、名前を付けたのも弟でした。
 モコを躾けてくれたのは母でした。
専業主婦はヒマなのよ、と母は言っていましたが、モコが賢くなっていくのがとても楽しかったらしく、
モコのブログまで立ち上げてしまい、すっかりモコのとりこになっていました。
 モコはお手、伏せ、待て、など、一通りの躾がしっかりできて、自分の言うとおりに伏せたりするモコを見て、
父がいちばん面白そうにえさを与えたりしていました。
 父がいちばん好きなのは、えさをモコの目の前に置いてからの「待て」でした。
じーっと待っているモコを見ていて、かわいそうに思うくらいな私たちをよそに、待っているモコに満足げな父は「よし!」という号令とともにえさを食べるモコにすっかり愛着がわいたようで「猫派の父がモコにでれでれ」なところが、とても面白かったです。
 モコは、まちがいなく我が家のアイドルです。
 この3年間は、モコの愛くるしさにみんなが癒されてとても楽しい時間でした。
 私は、モコをお風呂に入れる係でした。
モコは犬なのにシャンプーを嫌がることなく、むしろ嬉しそうなくらいにシャンプーされていました。 
モコを見ていると、受験勉強でめげそうだったときのことを思い出します。
でも、そこを乗り越える気持ちの強さを再認識させてくれるのも、モコのおかげです。
 だから、モコの白内障を治せるものなら治してあげたいと、切に思うのです。

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