犬が白内障になる原因

犬も人間と同様に白内障になります。また犬の白内障の原因も人間の場合と似ています。

しかし、人間は加齢性白内障がほとんどであるのに対し、犬は加齢以外で起こる白内障の割合も多いようです。

犬の白内障の原因は大きく分けると三つあります。

一つ目は、胎生期に何らかの原因で水晶体がきれいに生成されず、濁ったままで生まれてきてしまう場合です。

これを先天性白内障と言います。

先天性白内障は一種の奇形で、原因として考えられるのは、遺伝です。また母体の代謝疾患、母体の栄養障害、子宮内感染なども原因として考えられます。

二つ目は、生後6ヵ月から2歳半ぐらいまでに症状が現れるもので、これを若年性白内障と言います。

これも遺伝的なものが主な原因と言われています。

この若年性白内障で興味深いのは、急激な生活環境の変化も原因となっているということです。

よく例としてあげられるのが、シベリアン・ハスキーです。

ご存知の通り、シベリアン・ハスキーは極寒の地シベリアで生きている犬です。

日光のほとんどささない世界で生き、食べ物もトナカイの肉をひとかたまりと粗食で、激しい労働をさせられながら人間とともに長く生きてきました。

それが日本のように暖かで、紫外線が降り注ぎ、栄養過多な食事を与えられるペットして飼われるようになったのですから、生活環境の変化はあまりにも急激なものでした。

この急激な環境の変化に体がついていけなかったものが、水晶体の代謝作用に異常をきたし、それが原因で白内障となってしまったとする説です。

三つ目は老年性白内障と呼ばれるものです。

つまり眼の老化です。人間と同様に、加齢が原因としては白内障になるケースも多くあります。

老年性白内障は、7,8歳、早いもので5歳過ぎころから症状が見られるようになります。

老化現象というのは、活性酸素が異常に働き、酸化作用が起こることが原因とされていますが、眼の水晶体の中でも酸化が起きてしまうようです。

これが白内障の原因のひとつとされています。

本来、活性酸素を抑える物質、カルノシンという物質が体内で作られ、細胞が老化していくのを守っています。

しかし、加齢により、このカルノシンの生成が減少してしまうのです。

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